一般的な生理的理由としまして、お腹がすいた時、オムツが気持ち悪い時、暑いときや寒い時、かゆい時、お腹にガスが溜まった時、熱がある時などがあります。こんな時は、すぐに対応してあげると、泣き止みます。
しかし、対応が遅れたり、違う対応をしてしまうといつまでも泣き止みません。そうならないためにも、何が原因で泣いているのかを見極めないとなりません。
しかし、いきなり泣いている原因は何か、なんてわからないですよね。
そこで、泣き止まない時の原因を見つける簡単な手順を、紹介します。
お腹がすいたかどうかの確認
指を口元に持ってきたときに、吸う動作を見せたときは、お腹がすいていますので、授乳してあげてください。すぐに泣き止みます。
オムツが気持ち悪い時
お腹がすいていなければ、次に、オムツを見てあげてください。大小の確認はもちろんですが、蒸れてないかも見てあげてください。
部屋が暑くないか、または、寒くないか。
室温はできる限り安定させてください。夏は、26℃程度、冬は、22℃程度が適温です。温度計を絶えず確認してあげてください。
汗をかいてないか確認
赤ちゃんは、大人より体温が高いため、寒いと思い、たくさん着させておくと、暑すぎて汗をかいてしまいます。汗をかいている場合は、乾いたタオルでふき取ってあげてください。そのままにしておきますと、風邪をひいてしまいます。厚着をさせていたら、一枚脱がしてあげてください。
病気でないか確認
赤ちゃんに熱がないか確認してください。赤ちゃんの平熱体温は、先ほども言いましたように36.5℃~37.5℃と少し高めです。38℃以上なら病気を疑ってください。
以上のことを確認しても、特に異常がないのに泣き止まない場合は、次のことを実践してみてください。
ところで、新生児とは、生後いつまでのことを言うのでしょうか。
生後4週間までの赤ちゃんをそう呼び、その中でも、生後1週間は、早期新生児期と呼びます。
母体の中にいたときは、羊水の中に浮かんでいて、肺の中にも羊水が入っている状態です。このころは、呼吸はしていなくて、胎盤から栄養や、酸素をとっていたものが、出産して外に出ると同時に補給はできなくなり、肺の中にもまだ羊水があり、第一声で泣くことにより放出され、やっと呼吸ができるようになります。
これ以降も、まだしばらく、新しい環境に身体が慣れるのに時間がかかり、昼夜関係なく泣き続けることが多々あります。一番の原因は、環境の変化です。
このころは、早く環境になれるようにしてあげなければなりません。そのためには、どうしなければならないでしょうか。
そのためには、早く、昼夜の区別がつくようにしてあげることが重要です。朝は、8時頃起こしてあげましょう。そして、太陽の光をいっぱい浴びさせてあげてください。よく寝ているからと言って、そのままにしておきますと、自身のリズムが狂い、新生児が泣き止まない原因になります。
そして、昼間は、できるだけ活動的に運動させてあげてください。一緒にいるときは、相手をしてあげて、手足を動かすように誘導してあげて下さい。そして、昼過ぎには、昼寝をさせてください。2時間程度でいいです。あまり、長く寝てしまいますと、また、リズムを乱すことになります。
夜は、8時頃には、寝かせるようにしましょう。部屋は、暗くしてあげて、寝やすい環境を作ってあげましょう。テレビの音などは、気にならないレベルまで音を小さくしてあげてください。別の部屋でと、そのような良い環境が作りやすくなります。寝る前の30分程度は、スキンシップを心がけてください。
赤ちゃんのリズムは、新しい環境になかなかなじむことはできません。気を長く持って子育てをしてあげてください。このころは、授乳や、おむつ交換などの頻度が多く、寝不足になっていると思いますので、つらいと思いますが、決して永遠に続くことはありませんし、すべてのみなさんが全員経験して来たことですので、できないことは絶対ありません。赤ちゃんも、頑張っていますので、お母さんも頑張ってください。
また、生理的以外の原因で、泣き止まない場合は、夜泣き、ぐずり泣きに効果のあるグッズがありますので、ぜひ、お試しください。